NOTE

NOTE

伊藤が、見知らぬ人間から差し出された美味しそうな甘味。
試作品とされるそれを、
少しは警戒しつつも、好奇心と甘い誘惑に負けて、結局は口に入れてしまう。

『惚れ薬?』とされる成分の入ったそれの影響で、
シェアハウスへ帰宅後、対面する同居人のみんなへベッタリしだす。
「好き好き」と言いながら、抱きしめたり、頬ずりしたり。

なんやかんやで、時間経過で成分効果が抜けていき、
意識も記憶もしっかりしてる様子の伊藤に、心当たりはあるのかと皆が問うので、
見知らぬ人間から貰った怪しい菓子の話をする。

勿論、心配されたり呆れられたり注意を受けたりされるのだが、
『惚れ薬?』とされる効能は誤りで、『好意を増長させる興奮薬』であって、
伊藤もそのことはわかっていた。

みんなが恥ずかしがりながら(天彦はエクスタ死)
「え?そんな、え?好きなの?」みたいに特に意味なく聞くんだけど、
「え?お前たちのこと好きだけど?好きだと困る?」みたいに言う。

伊藤にとって気の許せる相手に迷いもない正直な気持ちを伝えることは
特に隠すような、恥ずかしいことではないのでさっぱり堂々としてる
(という解釈世界線の伊藤であり)

「一緒に居て楽しいし、俺は」みたいにいうから、
みんなモゴモゴしながらヌルく肯定するし(猿ちゃんは態度で)、
天彦は感極まってふみ吸いを行おうとするので、
好きとはいったけど鬱陶しいからやめろ、と拒否られるのだった。

#妄想帳 #F